2014年3月3日月曜日

乙妻山敗退

日曜日は乙妻へ行ってきました。
本当は高妻を狙いたかったのですが、春のような天候が続いたのとメンバーが集まらなかったので3度目の乙妻となりました。
先の2回はクラシックルート、北東面を末端からそのまま登るルートだったので違うルートを選んでみました。
最近みなさんが登っている通称「梯子尾根」はやめて、あえて隣の尾根から登ってみました。
後にして思えばこれが失敗だったかもしれませんが……

前回のスノーシューで登りに7時間かかったので余裕をもって6時前に戸隠大橋をスタートしました。
今シーズンの慢性的な寝不足で林道は辛かった。
やはり早起きしての山行は苦手です。

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林道の終点から佐渡山のコルを目指しますが、本日の相方男爵芋さんが少々急な取り付きで苦戦。
余裕をもって立てた計画書の時間通りになって8時頃に佐渡山コルへ到着となりました。
コルから氷沢川へはモードチェンジが面倒なので自分はシールを付けたままスキーモードで滑りました。
このへんが出来ない男爵はスプリットのメリット半減です。

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氷沢川を越えて目的の尾根に取り付きます。
地図で見ると最初は急だけど、後は大したことなさそうな尾根です。
自分はクトー無しでも普通に登れましたが、男爵は念のためクトーをつけさせました。
しかし男爵はそれでも怖かったようでその場で何回も足踏みをしてやっとこさ1歩を踏み出しているような状態です。
遠目にみているとまるでロボットのような動き、怖がって腰が引けてるのでますます登れない。

その後の普通の斜面も最初の急な斜面がトラウマになっているのか終止ロボットのような動きです。
1906地点から尾根の平行移動でも四苦八苦。


この辺りは黒姫の稜線のようにシラビソの林が美しく、時折キツツキの姿を見ることができて雰囲気の良い場所でしたが彼には楽しむ余裕が一切無かったようです。



山頂は無理でも稜線まで出れるかと思いましたがシラビソの林を抜けた2,200m付近で時間切れ、そこから北東面のオープンバーンを滑ることにしました。
滑れそうなところまでトラバースします。

ホワイトアウトで何も見えないんですけど……
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斜面の状態が全く見えないので恐る恐る滑り始めると

はい、予想以上のスラフ祭りです。
斜面を切るとサーと雪が落ちていきます。
しょうがないので立ち木から立ち木へと後ろを確認しつつ、なんとか急斜面をやりすごしました。
結果的に稜線までいけなかったけど、止めておいて正解だったようです。

あとはダラダラ林間をすべり、氷沢川沿いを歩いて、佐渡山のコルへ登り返し大橋に帰ってきてみれば16時過ぎの11時間行動でした。

男爵は登りも下りも怖かった山行になってしまったようで、ちょっと反省です。
登っているときもRISEカジさんの「青木君はそんな所に連れて行っちゃダメだよ〜」と笑いながら言ってる姿が頻繁に頭に浮かびました(笑)

追記:以前urasasaさんに梯子尾根の隣の尾根を登ったような話を聞いた気がしてたので今回の尾根を選んでみましたが、帰ってきてからブログをチェックしたところ登っていたのは梯子尾根でした。
う〜ん養生所で酔っぱらって聞いていたようです。やはり登るなら梯子尾根のほうが楽そうですね(笑)青木さん冒険につきあわせてゴメンね〜

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